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激動の辰年、60年に一度の「木龍の年」に求められること


「おめでたい」と思えないようなお正月から始まった2024年ですが、

今年は辰年です!



望まれる、抜本的な”姿勢の改善


「あり得ないこと/考えられないこと」が起こる、ということを近年痛感させられていますが、

今年は間違いなく、さらに厳しい年となるでしょう。

地球温暖化がさらに進めば、世界各地で大規模な自然災害が激化し得るでしょうし、

また、ヒューマンエラーといった事故も起こり兼ねず、戦争や紛争も終わりが見えない状況です。


ひとりひとりの人間の在り方、価値観、生き方、地球と宇宙との関わり方の抜本的な体質改善、より正確に言えば、関わり向き合う”姿勢の改善”(Improvement of Attitude) が、益々望まれるのではないでしょうか。




「辰年」の意味するもの


そんな中で、今年の干支は「辰」です。

辰(龍、ドラゴン)は、

「吉祥」「悪を打倒するエネルギー」「陽が陰を制する」「古い体制の破壊」「新しい時代への蜂起」

などを象徴します。



龍が天に昇る如く


いよいよ大きな変革が、あらゆる領域に必然となり、「破壊と再生」のような、激しい現象が起こるかもしれません。ですが、世の中がより良い方に向かって、変容・進化を遂げていくために必要なプロセスと捉えれば、龍が天を泳ぎ、昇るような勢いで、ひとりひとりが前向きに荒波を渡り、大きく成長していくチャンスともなるでしょう。




しかも、60年に一度の「木龍」の年


十二支には「金(属)、木、水、火、土」という5つのエレメントと結びつきがあり、令和6年、2024年の辰は、60年に一度の組み合わせである「木龍」なのだそうです。

滋養豊かな「木」のエレメントと組み合わさった「木龍の年」は、「進化」「改善」「豊かさ」をもたらし、「若返りの始まり」と「長期的な成功の土台作り」に最適な時期となるといわれています。



競争から共創へのシフト


太陽に向かって伸びていく植物の生命力・成長力といった、若々しく純粋なエネルギーを取り戻し、いずれ大樹を成すためのしっかりとした根を張ること。そして、植物たちが根を広げ、隣人たちと支え合っているように、新たなコミュニティを築いていくための、大事なスタートの年となるはずです。


樹木の要素である非暴力と豊かさ、龍の要素であるダイナミックさとポジティブな強さをもって、私たちひとりひとりが自立した個でありながら、互いの存在を認め合い、助け合い共存できる、「競争」から「共創」の原理へのパラダイムシフトを遂げていくために、与えられた貴重なチャンスなのではないでしょか。






この年に、自分にできることを胸に問い


私自身も個人として、大槻ホリスティックとして、またNPO法人HLIとして、

これまでの経験値と繋がりを活かして、今後さらにできることを胸に問いながら、活動して参ります。





今、動き始めていること


ハートマス研究所(非営利の科学研究所)の世界の仲間たちとも協力し、

日本に新たなプログラムを提供することを視野に入れ、動き始めています。



ハートマス研究所はアメリカ赤十字American Red Cross と連携


米国ではハートマス研究所のメンバーがちがアメリカ赤十字のと連携し、

紛争地域や被災地での援助者と、被災者の両方のストレスケアに協力しているとのことです。

自らの消耗を抑え、レジリエンスを高めるための自己調整メソッドは、レスキューする側にも、被災されながらも頑張っていらっしゃる方々にも役立てられ、回復を早めたり、二次的な健康被害を減らすことに貢献しているそうです。


さらに、アメリカではホリスティック・ヘルス&ウェルネスのための統合医療的アプローチの従事者たちが連携し、被災地での身体と心のケア(マッサージ、アロマテラピー、ホメオパシー、各種ボディワークから心理イメージ療法などのメンタルケアまで)を、必要に応じて段階的に提供するなどの取り組みも行われています。

昨年カリフォルニアで起きた山火事や、ハワイのマウイ島で起きた大火災の時も、このような団体が

アメリカ赤十字との連携の下で、大いに役立ったそうです。

*関連団体サイト: Integrative Healers Action Network www.ihanclinics.org


日本でも、このような連携が可能になればと思います。




子どものためのトラウマケアの充実


また、大槻ホリスティックで長年取り組ませて頂いてきた、「子ども」へのストレス/トラウマケアとなる、「ハートフルネス・メソッド」を、子どもへの援助者向けに新たに充実させたいと思っています。 *「ハートフルネス・メソッド」とは、具体的には「コヒーレンス呼吸法」によるセルフケアをベースに、「ハートフルネス瞑想」を含んだカウンセリングと「ワンダーチャイルドインテグレーション」「インナーチャイルドセラピー」を含んだ、安全で段階的な臨床ヒプノセラピーとしての「心の庭イメージ療法」を組み合わせた一連のセラピープロセスを指します。


より多くの各種医療従事者、統合医療的ヘルスケアプロバイダーやカウンセラーなどの援助者、セラピストの方々に、安全に的確に、着実に段階を踏んで、子どもたちのトラウマからのリカバリーを援助するメソッドを知っていただき、ご活用いただければと願っています。 



自らのレジリエンスを高め、呼ばれたら動けるように


考えられないことが次々と起こり得る時代を、私たちは今生きていますが、

私自身、日頃から呼吸法や瞑想を続け、常にハートの叡智にアクセスすることと、

また体力作りやボディケアなど、自分自身の総合的レジリエンスを高めていきたいと思います。



また、ここ3年ほどかけて取り組んできた、翻訳書の出版が、いよいよ来月になり、今年は翻訳家としての一面も加わります。本当にお蔭様で、感謝に絶えません。表紙が整いましたら、改めてご案内させてください。



そして呼ばれたときに、身軽に動けて、自分にできることを謙虚かつ存分に提供できる存在でありたいと思います。

まだまだ学び続けながら、人生の計らいを信じ、今年も様々な出会いを楽しみにしています。



どんな時にも、すべての方にとって、可能な限りの最善でありますように。


そして、時間はかかるとしても、ひとりひとりの心と魂のトラウマと、

世代間、集合無意識下の傷が、癒えていきますように。

そして、誰もが自分本来の力を輝かせられますように。



最後になりましたが、

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



感謝と希望を込めて


大槻 麻衣子








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