「催眠状態」とヒプノセラピーについて

ヒプノセラピーは悩みやストレスを抱えている方に癒しを与えたり、自己啓発に用いられたりと様々なシーンで活用されています。

「催眠」の定義と語源

「催眠」というと、つい「怪しげな催眠術」を連想しがちですが、実は誰もがごく自然に、「催眠状態」を普段から体験しています。例えば、本やテレビなどに夢中になっているとき、ふと気づくと自分自身がその世界へ入り込んで主人公を演じているような気分になったことがありませんか?あるいは、バスに乗り、何か考えごとをしていて、知らないうちに目的のバス停を通り過ぎてしまった経験や、信号待ちをしていたらボーッとして、信号が変わったことに一瞬気づかなかったことなどはありませんか?そんなとき、あなたはリラックスして、何か一点に意識を向けていたはずです。それが、催眠の状態です。

アメリカ催眠研究所(The American Institute of Hypnosis)の創立者ウィリアム・ジョセフ・ブライアン・ジュニア博士による定義では、「催眠」とは「生理的に自然で正常な、変容した意識の状態」で、「覚醒状態」と「睡眠状態」との中間である、としています。つまり、「催眠状態」とは、完全に起きているのでもなく、完全に眠っているのでもない、“うとうと状態”であり、わたしたちはそれを、日常的にほとんど無意識のうちに経験しています。それは、普段とは少し変わった意識の状態であり、「変性意識」とも呼ばれますが、つまり言い換えれば「トランス」や「瞑想」の状態なのです。

また、「催眠(Hypnosis)」という言葉は19世紀半ばにジェームズ・ブレイド外科医(1795-1860イギリス)により用いられたことから始まりました。ギリシャ語のhypnos(=sleep“眠り”)を語源としていることから、“睡眠”と間違われやすいのですが、催眠中は意識があり、眠っているのではありません。

「催眠状態」は潜在意識への扉

この“うとうと状態”は、普段とは少し変わった意識の状態であり、それは「変性意識」と呼ばれ、言い換えれば「瞑想」や「トランス」の状態なのです。

催眠状態がもたらす素晴らしい恩恵に気づいていたのが、あの有名な発明家、トーマス・エジソン(1847-1931アメリカ)です。彼は、催眠中にひらめきが起こることを知り、自宅の庭園のあちこちに肘掛のついた椅子を置き、肘掛の上に鉄のボールを置いておきました。彼が散歩をしてはその椅子に腰かけ、眠りそうになると鉄のボールが落ち、ハッとして目覚める仕掛けです。このようにしてうとうと状態を維持することで、エジソンは多くの歴史的な偉業を成し遂げたのです。

「顕在意識」と「潜在意識」

人間の意識は、「顕在意識」と「潜在意識」から成り立っていますが、割合でいうと、前者は氷山の一角に過ぎず、後者が全体の9割以上を占めると言われています。つまり、顕在する意識、つまり私たちに見えているのは、実はほんの一部に過ぎず、潜在、内在している意識、つまり普段は見えていない部分が、山のように在る、ということです。

パソコンのように、人間の意識は様々な情報をインプットし、経験したことを記憶、プログラムしていきますが、思考による使用頻度の少ないものは、古いデータをファイルに保存するように、潜在意識に収めていきます。

潜在意識は「記憶の宝庫」と呼ばれるほど、普段は表面に現れない、膨大な情報が記憶されており、そこには、個人的記憶のみならず、個を超えた集合的、普遍的な領域の情報や知恵が内包されていると考えられます。(ユング派深層心理学、トランスパーソナル心理学等参照)

「催眠状態」がもたらす恩恵

「潜在意識」は、普段は閉ざされていますが、「催眠」によって「顕在意識」がリラックスすると、蓋が緩み、姿を現します。エジソンは、この原理を巧みに利用して、潜在意識の「知識の源」にアクセスしたのです。心理療法の分野で、この原理を用いたのが催眠療法、ヒプノセラピーです。心理セラピーにおいて「催眠状態がもたらす恩恵」は計り知れません。

  1. )忘れていた記憶を必要に応じて思い出せるようになる
  2. )五感や感情を感じやすくなり、素直に表現しやすくなる
  3. )癒しの処方箋や、問題解決への重要なヒントを得られる

このような意味において「催眠状態」を安全に用いることで、ヒプノセラピーでは、心理療法のプロセスが促進され、対話のみのカウンセリングよりも深く豊かな癒しと気づき、変容へと導くことができます。大槻ホリスティックでは、来談者(クライエント)とセラピストとの信頼関係(ラ・ポール)を丁寧に築き、安心の中で自然と内感していただくイメージ療法として、ヒプノセラピーを行っています。

神奈川県相模大野に所在するヒーリングサロン「大槻ホリスティック」では、無理のない安全な催眠を用いたイメージ誘導により脳をリラックス状態に導きながら、普段は心の奥に隠れている潜在意識にアクセスし、そこから問題解決へのヒントや自己治癒力を引き出していくお手伝いをしております。こうして自分の内側から答えを導き出していくヒプノセラピーは、トラウマの克服や人間関係の改善、さらには能力開発に向けてプラスに働きかけます。悩みやストレスを抱えている方、また、自己啓発にヒプノセラピーを活用してみたい方、それから幼児期退行催眠療法(インナーチャイルドセラピー)を受けてみたいという方も、どうぞ気軽な気持ちでいらしてください。
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